友禅で春夏秋冬

syunkarogo.jpg

2008年10月18日

もうすぐクリスマス〜♪

以前お客様からのご依頼があった染帯。
クリスマス限定でとの事。

気軽にお受けはしたものの、困った。
クリスマスと言えばサンタクロース!

でも、サンタクロースは入れたくなかった(個人的にね。)
それから、悩みに悩んで制作した柄がこれ。


これは製作途中みたいな物。
本当の見本はここには載せられません。

御依頼主に最初に見て頂いたあとで無いとね。
気に入ってくれるかな?
柄の中の音符は「きよしこの夜」ですよ。

クリスマス.jpg

でも、これで気に入ってもらわないとクリスマス本番に間に合わない!
ハラハラ・ドキドキの毎日です〜♪

この次は、お正月用の帯が待っているからね。
ほぼ、同時進行で制作に取り掛かれたらいいな。

他にも、法事用の特注品が舞い込んだりで大騒ぎです。
慌しいですけど嬉しいです〜。
ラベル:クリスマス
posted by ノレン at 21:37| 新潟 | Comment(10) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月04日

気疲れ。

染帯のご注文を頂きました。
一言で染帯と言っても、多種雑多あります。
とりあえず柄は決まっているので、生地の選定から。

依頼先の方は「塩瀬で」との事。
塩瀬と言えば「五泉」が有名。

以前私も、塩瀬帯のご注文は「五泉」製を使用していました。
でも最近は、丹後製の塩瀬帯生地を使う事が多いのです。

tangosioze.jpg

理由は簡単、折れ・擦れに強い優れものだから。
だから当然今回も、丹後製をチョイスしました。
それでも塩瀬は塩瀬、取り扱いには大変神経を使います。

まるで赤ちゃんを抱っこするように、優しく・優しく。
本当に我が侭な生地なんです。
posted by ノレン at 17:15| 新潟 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

お年頃?

5月も終盤、暑い日があったり急に涼しくなったりで
体調が追いついて行かない毎日。
そんな中で、せっせと袱紗の糸目描き。

最近は「離せば分かるお年頃。」になったのか?
細かい作業が続かない。

fukusa.itome.jpg

髪の毛ほどの細い糸目を置きながら
「そろそろ老眼鏡かぁ?」などと考える。

でも、名前が良くないよね「老眼鏡」って。
まるで年寄りがかけるメガネじゃん。(その通りなんだけど。)
せめて「近良グラス」とか「手元良く見える鏡」にならないかなぁ?

微妙なお年頃を実感しつつも
眼鏡屋さんで「老眼鏡下さい。」なんて、口が裂けても言えない私です。
posted by ノレン at 11:38| 新潟 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月30日

世界で一つだけの花

雪の関係で、こちらでは明々後日の5月3日が成人式。
普段、親らしい事を何もしてやれない私。
せめてもの罪滅ぼしにと、今年成人になる娘のために
成人式で着る振袖を制作しました。

furisode2.jpg

急いで制作したので、不満な所もいっぱいありますが
今、私に出来る精一杯の気持ちを込め制作しました。
明日、娘が帰ってきます。
この振袖を見て、喜んでくれるかな?

furisode7.jpg
posted by ノレン at 16:24| 新潟 | Comment(10) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月26日

間に合ったか!?

以前から制作を進めていた「干支の染め絵」がやっと完成。
数日前までは「今年中に出来るのかぁ?」と、不安だった。
しかも製作途中から、多数のお問い合わせやご注文を頂き

somee[nezumi].jpg

お正月に間に合わなかったら、頭をまるめて
ご注文を下さった方々にお詫びしなければ・・・。
などと考えておりましたぁ(ホッといたしております〜♪)

無事「手づくり友禅」にもアップが終り
今、コーヒーを片手にPCの前。

先程から、我が家の電話がお問い合わせで鳴りっ放し〜(嘘です。)
お問い合わせメールも読みきれないほど来るし〜(大嘘です。)
そんな夢みたいな事を考えながら、新たな年を迎えそうです。


posted by ノレン at 17:58| 新潟 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月13日

染め絵

来年の干支の染め絵の製作です。
先日、引き染めが終り、いよいよ彩色の段階。

nezumi5.jpg

地色は新春に相応しく、若草色にしました。(やっぱりね。)
皆様の御幸運を祈り、俵を真ん中に。
ねずみの目も、遥か先を見通せるように大きめにしました。

nezumi7.jpg

上に居るねずみは今にも動き出しそうでしょう?

nezumi6.jpg

何とか頑張り10点だけの限定生産。
一週間後には、HPで販売出来そうです(お正月に間に合ったぁ。)

一点一点が手づくりだから
画像のように、全て同じには出来ません(ごめんなさい。)
そんな中でも、相当数のお問い合わせを頂いて嬉しいです。

本当に有難い事だと思っています。
HPに出した段階で完売?(ありえませんね。)
でも、一生懸命彩色しました。



posted by ノレン at 00:02| 新潟 ☁| Comment(11) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月28日

来年の干支

簡単に干支とタイトルを付けましたが
よくよく干支を調べてみると、むか〜し昔の中国やアジアで
年・月・日・時や方位、角度など、
ことがらの順序をあらわすのに用いられていたとか?

しかし、ややこしいのが嫌いな私。
単純に来年は「ネズミ年」です〜♪と行きましょう。

etosomee.jpg

一年の初めを飾るに相応しいものは何か?
当然〜!ものぐさな私が考えるでもなく。
なんと!「暇フォトさん」から教えて頂いたアイディア。
それが「ネズミ」の染め絵。

まだ製作途中だから、この画像はあくまでも完成イメージ。
地色や配色もこれで行くのか決っていません。
しかも今日は11月の後半です〜!

12月中に何点製作できるのか???
トホホホ・・・・・。
posted by ノレン at 10:41| 新潟 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

立雛

gakuiritatibina1.jpg

友禅で製作していた「立雛」の染め絵が出来上がりました。
そこで、立雛ってどうして出来たのだろう?
ちょっと調べてみました。

その昔(平安時代の頃)、子どもが遊ぶ人形を「ひいな」と
呼んでいたそうな。
そして、3月3日の節句にはすでに「雛流し」の習慣があったらしいです。

「雛流し」とは、紙で作った人形で子供の体をなで、
それを川や海へ流すもの。
子供の健康と成長を祈り、厄除けの意味があったそうです。

この雛を身代わりとする「節句行事」と「ひいな遊び」が
結びついたのが現代の雛祭り。

座り姿の内裏雛は、ひいな遊びの名残りと言われ、
立雛は、「雛流し」の人形の名残りだと考えられています。
江戸初期には、座り雛と立雛の両方を飾っていたのだそうです。

昔も今も、子を思う親の気持ちは変らないのですね。
「立雛」の染め絵製作したおかげで、また一つ利口になりましたぁ。
posted by ノレン at 17:39| 新潟 ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月03日

染め絵と???

somee[tatibina5].jpg

「立雛」のバックの桃に彩色して彩色終了。
もう一枚違う配色で彩色しましたが、気に入らなかったのでボツ。
(注)この画像は合成はめ込みです。

染め絵以外に、ハンカチにでもと以前製作した作品が仕上がった。

nannninaru.jpg

しかしシルクのハンカチは使いにくいらしい。
(製作途中で知ったのだ。)
先の事を考えずに製作してしまった私が馬鹿である。
う〜ん、どうしよう???

「お前達何になりたいの?」聞いても返事が無い。
(当たり前である。)
しばらく作品を前に考えたが、良い考えを思いつくでもなく
誰にも見つからぬよう、タンスの奥に仕舞いこんだ。
posted by ノレン at 16:43| 新潟 ☀| Comment(14) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月01日

染め絵の製作V

昨日から「立雛(たちびな)」の染め絵を彩色しています。
可愛い立雛にしたかったので、相当悩みました。
染料を調合しては捨て、また作るの繰り返しでした。

somee[tatibina2].jpg

彩色している時間より、染料とニラメッコしている
時間の方が長かったのでは?(ホント)
大きさが分かるように、100円硬貨と一緒に記念撮影。

somee[tatibina1].jpg

試行錯誤の末、やっと立雛の彩色が終わりました。
仲良く並んだ雛人形です。
この後、バックの桃の花の彩色です。
また、悩みそうです〜。



posted by ノレン at 16:39| 新潟 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月28日

染め絵の製作U

昨日から彩色を進めていた「兜」の染め絵。
午前中をかけて半分終了。

somee[kabuto6].jpg

中々進まない彩色ですね〜。

somee[kabuto5].jpg

その理由の一つが、この拡大写真。
無駄とも思えますが、小さな花を一つ一つ丁寧にぼかしました。
対比に100円硬貨と一緒に記念撮影。

1mも離れれば分からないのにね。
でも、それをやっちゃうのが私の悪い癖。

そして、夕方に彩色完了です。
最後に落款に色を挿しました。

somee[kabuto3].jpg

とても小さな染め絵ですが
額に入れれば立派な作品に変身します。(キット)
合成ですが、額に入れてみました。

kabuto[.jpg

これから蒸気で蒸して、染料を生地に定着させ
糸目を落として水洗仕上げをすると完成となります。
この染め絵ですが「手づくり友禅」での販売を考えています。
posted by ノレン at 17:05| 新潟 ☔| Comment(12) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月27日

染め絵の製作

先日ご依頼のあった染め絵の製作。
引き染めの工程が終り、蒸し水洗して私の元に帰って来た。

somee[kabuto1].jpg

ふ糊地入れも終り、いよいよ彩色。
まずはバックの菖蒲から。

somee[kabuto2].jpg

丁寧に、丁寧に、筆を走らせ刷毛でボカす。
柄が「兜」だから男の子用。
「元気に育て」という気持ちを込めてプレゼントするんだろうな。

菖蒲が終われば、メインの「兜」の彩色。
柄は小さいけど、気は抜けません。
posted by ノレン at 18:01| 新潟 | Comment(6) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月10日

染め絵のご依頼

今日は、朝から曇り空。
気温も下がり、過ごし易い。
これから秋らしい天候になるんだろうな。

先日、染め絵のご依頼があった。
知人のお子様へ誕生祝に送りたいとの事。
女の子なので「立雛(たちびな)」で、可愛らしくと言うご注文。

ああでもない、こうでもない、と鉛筆を走らせる。
どんな女の子なのかな?染め絵を見て喜んでくれるかな?
そんな事を思いながら描いたのが、この下絵。

tatibina2.jpg

ところが、下絵を描いて困った事が発生した。
雌雛と雄雛の立ち位置が分からない。
調べて見ると昭和3年、昭和天皇の即位の時。

天皇の立ち位置が左だったので、
その後関東では雄雛の位置が左になったとか。
しかし、京都では昔ながらの右だそうである。

今、私の頭の中は「???」マークがいっぱいなのだ。
posted by ノレン at 10:33| 新潟 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月06日

吉祥柄

色々な縁起物の柄を描いてみました。
どうせならと、その由来も調べてみました。

■束ね熨斗(たばねのし)

hankati[tabanenosi].jpg
熨斗とは、アワビの肉を薄く削ぎ、火熨斗(アイロン)にて
引き延ばし、乾燥させたものを贈答品などにつけたもの。
「のし」は延寿に通じるため、昔から縁起が良いと言われています。
ふ〜ん、知りませんでした。美味しいのかな?

■招き猫(まねきねこ)

hankati[manekineko].jpg
右手を挙げている猫は金運を招き、左手を挙げている猫は
人(客)を招くと言われていますよね。
縁起物の定番で、主に商人の家などで飾り商売繁盛を願うもの。
すこし茶目っ気な猫にしてみました。

■ふくろう

hankati[fukurou].jpg
「不苦労」(苦労知らず)・「福籠」(福を籠にたくさん詰め込む)
「福老」(豊かに年を取る、不老長寿のお守り)
などの当て字を使い、縁起がいいものとされています。
また、学問の神様とも言われています。

■獅子頭(ししがしら)

hankati[sisimai].jpg
おめでたい時に踊る獅子舞。
獅子舞には中国から伝わった伎楽系の獅子舞と
日本古来からある風流系の獅子舞があるんだって。
少し強面(こわおもて)な顔だけど、縁起物だからいいかぁ。

■奴凧(やっこだこ)

hankati[yakko].jpg
奴凧のどこが縁起良いのか?
元々、奴(やっこ)とは、江戸時代の武家の下僕のこと。
武家に働く者の中でも身分が低い者の事である。
その身分の低い者の姿を、大名屋敷などを見下ろすところに揚げる
庶民のささやかな反骨精神の表れかな?
へそ曲がりの人にどうぞ〜♪

■達磨(だるま)

hankati[daruma].jpg
達磨大師とも言われている達磨、禅宗の開祖とされ、
面壁九年の座禅によって、手足が腐ってしまったという伝説から
玩具としての「だるま」ができたと言われている。
縁起物としては超有名ですよね。

■隈取(くまどり)

hankati[kumadori].jpg
隈取は歌舞伎の化粧法で、初代の市川団十郎が浄瑠璃の人形に
ヒントを得て創作したものなんだって、顔の血管や筋肉を誇張するために描かれたもので、役柄により、施される隈取や色が異なる。
って、ここまで調べてみたら「隈取」って縁起物なの?
でも、カッコイイからいっかぁ〜♪

■兜(かぶと)

hankati[kabuto].jpg
ダースベイダーではありませんよ(笑)
この兜は「上杉謙信」所蔵の兜だそうです。
子供達の健全育成を願って。

■松竹梅(しょうちくばい)

hankati[matu].jpg

hankati[take].jpg

hankati[ume].jpg
松と竹と梅のこと(あたりまえですよね)。
慶事の象徴とされ、中国の「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」が
日本に伝わったものとされています。

松と竹は寒中にも色褪せず、また梅は寒中に花開く。
これらは「精錬潔白・節操」という、文人の理想を表現したもの
日本に伝わったのは室町時代で、江戸時代以降に民間でも流行した。
日本では「お目出度い」事の代表選手ですよね。

まだ糸目を落としていませんが、これらで「シルクハンカチ」を作る予定です。
さてさて、どんなハンカチになることやら?

posted by ノレン at 14:02| 新潟 ☁| Comment(22) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月22日

猫の帯。

今日もお届け〜。
今回は塩瀬帯。
お客様は、猫が大好きなお方。

お客様が共に暮らしている猫を図案化した。
メールで猫の写真を色々送っていただき
それを元に、図案や地色を決めてゆく。

nekonoobi1.jpg

楽しいメールのやり取りが続く。
でもメールだけのやり取りで、上手く行くのか心配だった。
それでも今日、何とか仕立てが出来てきた。
まさに、お客様と共に製作した、世界でただ一つの染帯。

実物の猫ちゃん共々、いつまでも可愛がってくれるかな?
posted by ノレン at 18:14| 新潟 ☔| Comment(16) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

お届け。

お客様からご依頼のあった訪問着。
昨日仕立てが上がり、お届けの準備をする。

sinbijyumu6.jpg

写真には写っていないが、搬送中に着物がズレ無いように
仕付け糸で何箇所か止めてある。

本当は、着物を広げて全体を撮影したかったが・・・。
外した後で、元にたたみ直す自信が無かったので諦めた。

sinbijyumu4.jpg

↑右後身頃部分です。

この後、厳重に梱包して発送した。
明日中にはお客様のお手元に届くだろう。

本当は自分自身でお届けしたい。
お客様の、喜ぶ顔が見たいから・・・。
喜んでくれるかな?
posted by ノレン at 16:38| 新潟 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月04日

お知らせ。

この度「手づくり友禅」で販売しておりました袱紗を
東京文京区根津にあるTea&Gallery「花影抄」と言うお店で
販売して頂ける事になりました。

お近くにお立ち寄りの際は、覗いて見て下さい。
また、「花影抄」様をご紹介頂いた「花彫風月」の
月代さんにも感謝申し上げます。

megane.jpg

お互い、顔の見えないネットの世界ですが、
いままでに色々な方々と出会い。
さまざまな事を教えて頂きました。

そしてこれからも、この不思議な繋がりを大切にし。
もっと、もっと、広げていけたらいいなと思っています。
posted by ノレン at 14:06| 新潟 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

彩色いろいろ。

友禅で大事な工程が「彩色」です。
染料を、筆と片羽刷毛で色を挿して行く工程です。

長年の経験と、技量が要求されるこの工程も
技術の進歩で、最近では様変わりしてきています。

以前も書きましたが、同じ染料・筆・刷毛を使用しても
手挿しは、彩色する人によって相当違いが出てきます。

言い換えれば、彩色する人の個性・性格が
そのまま彩色に出てしまうようです。

以前、師匠の元で修行をしていた時。
「君の彩色は優しいね。」と言われた事があります。
って事は、「私は優しい性格なの?」どうでしょう?(笑)

fudetohake.jpg

他に、個性の出にくい彩色もあります。
型染めの彩色です、これも人の手によって行なわれれば
微妙に違いが出るのかもしれません。

あと、個性や性格の出ない彩色もあります。
色糊を使った方法です、これは糊に染料を混ぜ。

型を使って一気に広範囲の彩色が出来る優れものです。
その結果、大幅なコストダウンと彩色の時間短縮が出来ます。
手挿しより、ムラなく綺麗に仕上がる最新の技法です。

このように、一言で「彩色」と言っても様々な技法があります。
全て、手挿しで製作している着物もあれば

上記の技法を組み合わせて、製作している着物もあります。
いづれの技法で製作されていても、一部手挿しを入れると

「本格手描き友禅」となります。
posted by ノレン at 13:07| 新潟 ☔| Comment(10) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月13日

糸目

友禅は糸目が命。
柄を生地に写す時、ゴム糊で丁寧に描き写す。
この作業で、白い生地に命が吹き込まれる。

糸目を描くときは、セロファンで筒を作り
その中にゴム糊を入れ、搾り出しながら描いていく。
この糸目のおかげで、染料を塗るとき柄から染料がにじまぬ様に

gomunori.jpg

堤防の役目をしてくれるし、ゴム糊を落とせば
綺麗な輪郭として現われてくれる。

同じ糸目だが「型糸目」と言う技法もある。
以前は職人が手で型を彫っていたが、
今は写真製版で出来るらしい。

「型糸目」の優れた点は、大量に同じ物が出来るし
作れば作るほど、一点当たりの単価が低くなる事。

型糸目といえば、苦い経験がある。
以前、お付き合いの無かった引き染職人さんに
仕事をお願いした時のこと。

私がお願いした反物に、溶剤地入れをする時、
大量の溶剤をかけてしまったのだ。

溶剤地入れとは、引き染めをする前に
生地の裏側から溶剤をかけ、糸目を生地に定着させる工程。

手描き糸目の糊は柔らかく、純度の高い溶剤を軽くかければ良い。
後で知ったことだが、その職人さんは型糸目専門の方だった。

型糸目の糊は相当に固い種類らしく、純度の低い(揮発性の低い)
溶剤を、大量に使うのだそうだ(知らなかった。)

数日後、私の反物の糸目は、
見るも無残な姿になって帰って来た。
お願いした私が悪いので、職人さんには何も言えなかったが・・・。

今も、苦い、苦い、思い出となって私の心に残っている。
posted by ノレン at 18:24| 新潟 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月26日

「ちょい悪オヤジ」 ちょい悪オヤジ

昨日、友禅地入れに使うため「ふ糊」を煮溶かした。
この「ふ糊」なるもの海草で出来ていて、当地で名物となっている蕎麦のつなぎとしても使われている。

funori.jpg

食べ物に使われているくらいだから、安全な糊なのだろう。
しかし、それが逆に災いとなる。
煮溶かすと保存が出来ないのだ、冷蔵庫に入れても数日でアウト。

だから、作っても余った分は直ぐに廃棄。
「勿体無いなぁ。」といつも思う。
その点、化学糊は立派だエライ、全然腐らないそうだ。

そして、お値段も化学糊の方が断然オ・ト・ク♪
「誰も見ていないのだからぁ、今度使ってみようよ〜♪」
もう1人の私が、私にささやきかける。

ホント最近、ちょい悪オヤジ友禅作家に
なりましたぁ〜♪(本当になったらどうしましょう?)
posted by ノレン at 22:11| 新潟 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 友禅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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